のらやま通信-2000年

杉山ケイマ作『ふしぎなふしぎなたね』(のらやま通信 NO.72 2000年12月号)

小学校5年の長女が原稿料(!?)をせしめようと物語を作ったというので、その意欲を買ってここにその『処女作』を発表します。

子供の心の中を覗いてみたら(のらやま通信 NO.71 2000年11月号)

子供の心の中を覗いてみたら 今年、わが家の母は小学校PTAの会報係。二学期末発行の会報が『親の知らない子供の心を覗いてみよう』という企画で、子供達にアンケート調査をしました。「お父さん、お母さん、おじいちゃんやおばあさんから言われることで、…

梨の収穫振り返り(のらやま通信 NO.70 2000年10月号)

梨の収穫振り返り 秋のお彼岸を迎え、ようやく涼しくなりました。梨の収穫は「幸水」「豊水」が終り、稲も収穫しました。長かった暑い夏を振り返ってみると… 梅雨らしい日が続かないまま7月10日頃には梅雨が明け、8月30日に雷雨があるまで当地では雨がほとん…

マルハナバチ生産から見えたこと(のらやま通信 NO.69 2000年9月号)

マルハナバチ生産から見えたこと わが家の長男(高一)のこの夏休みの課題の一つが職業体験。茨城県取手市にある『キャッツ・アグリシステムズ』という事業所に、三日間、お世話になりました。そこは野菜生育環境を自動制御する温室システムの提供と送粉昆虫…

セミの抜け殻の不思議(のらやま通信 NO.68 2000年8月号)

セミの抜け殻の不思議 うちは梨園です。梨畑にセミの抜け殻がいっぱいあったので、なにか秘密があるのかと思って、セミの抜け殻を調べることにしました。 まず、セミの抜け殻が一本の梨の木のどこにいくつあるのかを調べました。 梨の木を見ると、太い幹と細…

2000年の梨づくり(のらやま通信 NO.67 2000年7月号)

2000年の梨づくり 減農薬で梨づくり 千葉県農業試験場の現地試験圃場になって3年目。 今年も、一般的な農薬散布回数の半分、農薬散布の目安となる県防除暦の回数の2/3で実用可能かを、わが家の畑で観察しています。もちろん、特別な資材、たとえば漢方薬…

ピンポン玉大の氷の塊(のらやま通信 NO.66 2000年6月号)

ピンポン玉大の氷の塊 我が家は2000年5月24日12時15分ごろに雹に見舞われ、被害を受けました。ほんの10分か15分の短い時間でした。黒い雲があっという間に近づき、突風といっしょにピンポン玉大の雹が飛んできました。

農産加工への挑戦(のらやま通信 NO.65 2000年5月号)

農産加工への挑戦 我が家の母が就農して丸4年がたちました。初めの頃とは違って、母も今や重要な労働力です。がしかし、梨作りの決定権を持つのは、夫である我が家の父。自分が決断してすすめていける仕事をもちたいと考えてきました。自己決定というところ…

雑草にもちゃんと名前があるんです(のらやま通信 NO.64 2000年4月号)

雑草にもちゃんと名前があるんです 4月上旬の梨畑は越年性、多年性の雑草の花で彩られます。剪定作業を終え、ほっとしていると、彼岸を過ぎた頃から下草の背丈が急に伸びだし、一気に花を咲かせます。

地域の教育力(のらやま通信 NO.63 2000年3月号)

地域の教育力 年度末を迎え、慌ただしいけれどもほっと一息ついている我が家の母です。父が消防分団長なら母は子供関係の役員というわけで、小学校、中学校、子供会のトリプル役員を送った一年でした。小さな町の小さな地区で子供が3人いて、元教員となれば…

母の野菜作りへの挑戦(のらやま通信 NO.62 2000年2月号)

母の野菜作りへの挑戦 立春を迎えた我が家は梨の剪定で大忙し。その一方で、自給用野菜の種まきも始まります。どちらも(農業は何でもそうですが)時期を外してしまってはどうにもなりません。寒い日が続くのもいやですが、早く春が来てしまうのも困りもので…

ライ麦畑を待ちわびて(のらやま通信 NO.61 2000年1月号)

ライ麦畑を待ちわびて 草一面の梨畑。季節はずれのようですが、昨年3月15日のもの。秋にライムギを蒔いた畑です。周りはまだ芽ぶく前の枯れ草に覆われています。 果樹園の土壌管理の仕方には、草を生やさない方法(清耕法)と草を積極的に生やさせる方法(草…